研究内容


病原体はどのように病気を起こすのだろう?

どうしたら病原体による病気を治すことができるだろう?

 

このような、シンプルながら、最も重要な問題を、私たちは研究しています。

 

この問いに対する答えを見つけるため、私たちは獣医学や医学で重要な、病原性ウイルスと原虫の研究を行っています。

 

1) ネコの腎疾患に関与する可能性のある新しいウイルスであるネコモルビリウイルスの病原性の研究を行っています。特に、まだ理解されていない、本ウイルスの株間のウイルス性状の違いを明らにし、培養細胞やマウスにおける感染によって、このウイルスの病原体を明らかにします。

 

2) 知られていないことの多い、ヒトマラリア寄生虫の脂質合成経路における遺伝子を最新の手法によりノックアウトすることにより、新たな抗マラリア薬の標的を見つけ、創薬を目指します。

 

3) 細菌のバイオーム研究の手法を応用して、野生動物における新たな原虫寄生虫の発見と産業動物におけるこれら感染の重要性を明らかにします。



1) 腎疾患ネコ腎臓組織

2) ヒト熱帯熱マラリア寄生虫培養(Plasmodium falciparum)